ネット上のQ&Aサイトやまとめ掲示板で定期的に再燃するのが、「宮崎あおいと二階堂ふみは実の姉妹ではないのか」「2人は犬猿の仲で共演NGに指定されている」という2大風説です。結論から言えば、血縁関係に関する噂は100%の虚構です。宮崎さんは東京都出身で実兄は元俳優の宮﨑将さん、二階堂さんは沖縄県出身の一人っ子であり、所属事務所も大手芸能プロのヒラタオフィスとソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)という全く異なる系統に属しています。
では、なぜこれほど強固に「共演NG説」がまことしやかに囁かれ続けてきたのでしょうか。民放キー局のドラマプロデューサーや映画配給会社のキャスティング担当者の証言を総合すると、そこには感情的な不仲ではなく、極めて合理的な「演出・興行上のリスクマネジメント」が存在することが分かります。
「第一線で主演を張るトップ女優同士を同じ画面に収める場合、観客はその人間関係やドラマツルギーに没頭しなければなりません。しかし、顔立ちの骨格比率が酷似している2人を同じ作品にキャスティングすると、『双子の姉妹役』や『同一人物の過去と現在』といった特殊なギミック設定がない限り、観客の意識が『似ている』というメタ情報に引っ張られ、劇中リアリティが崩壊してしまうのです。制作側があえて同じ企画でオファーを出さないのは、作品世界を守るための業界の暗黙知と言えます。」(大手映画制作関係者)
また、双方がすでに映画・ドラマの主役(座長)として莫大な興行責任を背負うポジションに君臨しているため、キャスティングの序列やクレジットの並び順(トメやトメ前などの番手問題)を調整するハードルが極めて高いことも、自然と共演の機会が遠のく要因となっています。「共演しないこと」=「仲が悪いこと」と短絡的に結びつけるネット特有のバイアスが、根拠のない「共演NG伝説」を一人歩きさせてしまったのが事の真相です。