「ネットの噂話ではなく、本当に一般の地上波テレビに映っていたのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。結論から言えば、このスタジオは数々のメジャー作品に実名や架空の舞台として堂々と登場しています。制作現場の制作進行担当者や美術スタッフの間では、東京都心に位置する希少な「室内温水プール付きの高級シチュエーション」として重宝されてきた背景があるためです。
なかでも代表的な作品群をジャンル別に整理すると、その豪華な顔ぶれに驚かされます。
【テレビドラマ】
最も有名な出演実績として語り継がれているのが、テレビ朝日系列の国民的ドラマ『相棒 season3』第7話「夢を喰らう女」(2004年12月放送)です。劇中において、水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫が捜査に訪れる「新進気鋭のITベンチャー企業社長のオフィス兼豪邸」としてプールサイドが登場しました。重厚なミステリーの舞台として、特徴的なタイルや採光窓が鮮明に記録されています。さらにフジテレビ系列の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や、オムニバス形式の長寿番組『世にも奇妙な物語』でもセレブの邸宅シーンとしてロケーションが採用されました。
【特撮ヒーロー作品】
東映の特撮現場でも、秘密組織のアジトや富豪の隠れ家として頻繁にカメラが持ち込まれています。『仮面ライダーW』第48話では、物語のクライマックスにおける印象的な対峙シーンの舞台として登場。続く『仮面ライダーフォーゼ』やスーパー戦隊シリーズの各エピソードでも、異質な高級感や非日常感を演出するセットとして重用されました。
【アニメ・サブカルチャー作品】
実写にとどまらず、アニメ作品における「元ネタ」としての拡散も目覚ましいものがあります。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の公式エンディング映像やアイキャッチに登場した構図は、ファンの間で「完全に例のプールそのものだ」と激しい反響を呼びました。また『デュラララ!!』や『咲-Saki- 阿知賀編』、ライトノベル原作のコメディ作品など、作画背景に明確なオマージュとして描き込まれる事例が後を絶ちません。制作陣が確信犯的なパロディとして画面に忍ばせる文化が定着しています。