中川翔子さんに対して「虚言癖」というレッテルが貼られるようになった最大の契機は、2000年代半ばから始まった個人ブログ「しょこたん☆ぶろぐ」の驚異的な更新頻度に端を発します。1日に数十回から時には100回近く更新されるテキストの中で、幼少期の思い出や趣味に関するエピソードが大量に投下されていました。
芸能界における「元祖オタク系女性タレント」としてのポジションを確立する過程で、彼女はトーク番組や雑誌インタビューにおいて、漫画・アニメ・特撮・ゲームに関するディープな愛を熱弁。しかし、あまりにも多方面に広がる知識と体験談の中に、年代的な計算の合わないエピソードや、以前の発言と食い違う内容が散見されるようになりました。
匿名掲示板の「なんJ」や「5ちゃんねる」では、有志によって過去ログの照合作業が行われ、いわゆる「中川翔子の矛盾発言リスト」として可視化。一度データベース化された矛盾点は、新たな失言や炎上が起きるたびに再浮上し、「しょこたんは平気で話を盛る」「嘘つきである」という固定観念がネット空間に定着していったのです。