公式リリースにある「諸般の事情」の核心は、原作者である星野桂先生とアニメ製作サイド(主にプロモーションおよび商品企画部門)との間に生じた著しい信頼関係の破綻にあります。
当時、第1巻のジャケットデザインや一部の販促グッズ用イラストにおいて、原作者への正式な確認や監修プロセスの軽視、意図と乖離したキャラクター描写が先行して公開される事態が発生しました。これに対し、星野先生は自身の公式Instagram(現アカウント等の過去投稿)にて、深い悲しみとショックを率直に告白。「相談なく進められてしまった」「作品やキャラクターが大切にされていないように感じて耐えられない」といった旨の心情を吐露されました。
漫画原作のアニメ化において、原作者の監修権や同一性保持権(著作者人格権)への配慮は生命線です。制作現場と原作者の意思疎通が完全に崩壊し、原作者からの正式な許諾・合意が得られない状態に陥ったため、商業パッケージとして流通させることが法務的・倫理的にも不可能になったと見られています。