ネット上の情報では「一条工務店は標準仕様が充実しているから、オプション費用がほとんどかからない」という定説が流布しています。確かに、全館床暖房標準仕様や高性能熱交換換気システム「ロスガード90」、高性能樹脂サッシが標準で備わっている点は他社にない驚異的なストロングポイントです。
しかし、この評判を真に受けて「追加予算ゼロ」を信じ込むのは極めて危険な誤解です。現場取材で判明した一条工務店オプション費用総額のリアルな実態は、多くの施主が平均150万〜250万円程度のオプションを追加契約しています。
代表格が外壁の「ハイドロテクトタイル」です。光触媒で汚れをセルフクリーニングする一条の代名詞的タイルですが、坪あたり約1.3万〜1.5万円前後の追加費用が発生します。さらに、キッチンの御影石天板へのグレードアップ、グランドカップボード(食器棚)、遮光ハニカムシェードの電動化、情報ボックスの設置、タッチレス水栓、さらには各部屋のダウンライト追加費用など、日々の生活利便性を追求するほど数万円単位の追加が雪だるま式に積み上がります。
「標準仕様だけで建てること」自体は物理的に可能であっても、展示場やSNSで目にするスタイリッシュな一条邸を再現しようと試みるならば、200万円前後のオプション枠をあらかじめ資金計画に組み込んでおくのが鉄則です。