住宅購入において避けて通れないのが、住環境と治安のリアルな評価です。インターネット上の掲示板や知恵袋などでは「船橋南口は夜の治安が心配」「子育て環境としてどうなのか」といった懸念の声が散見されます。そこで、実際に船橋駅周辺に居を構えた住民たちの手記や現地取材から、実態を複眼的に検証しました。
まず、北口と南口の強烈なコントラストを把握しておく必要があります。東武百貨店やイトーヨーカドーを擁する北口エリアは、駅前から少し歩くだけで閑静な住宅街が広がり、教育熱心なファミリー層から絶大な支持を集めています。「休日は駅周辺ですべての買い物が完結し、都内に出る必要性をまったく感じない。小児科や教育施設も充実している」(北口在住・30代主婦の手記より)という声に代表されるように、生活利便性と静けさのバランスは千葉県内でも頭ひとつ抜けています。
一方の南口は、シャポー船橋をはじめとする商業施設で賑わう反面、本町1丁目・仲通り商店街周辺には今なお飲食店や歓楽街が密集しています。夜間には客引きやアルコールを楽しむ人々で混雑する区画があり、深夜の一人歩きには一定の配慮が求められます。しかし、近年は防犯カメラの増設や地元商店会・警察による定期パトロールが徹底され、凶悪犯罪の発生率は大幅に減少しました。南口のタワーマンションに暮らす住民からは、「駅前は確かに賑やかだが、オートロックを抜けて居住フロアに入れば完全な静寂が保たれる。何より終電を逃しても深夜営業のスーパーやドラッグストアが開いている恩恵の方が遥かに大きい」という率直な意見が寄せられています。