物語の起点となるのは、長年付き合っていた恋人に浮気され、手ひどい失恋を喫したヒロイン・星小依(ほし こより)の涙です。そんな小依を慰めるため、隣の家に住む同い年の幼馴染・秋葉聖(あきば ひじり)が部屋を訪れ、お酒を酌み交わすうちに、あるはずのなかった「男と女の一線」を越えてしまいます。
翌朝の自己嫌悪とパニックから始まる2人の関係ですが、物語が進むにつれて驚くべき真相が明らかになります。聖にとって小依との関係は「酒の上の過ち」などではなく、10代の頃から一途に小依だけを想い続けてきた長年の片想いが結実した瞬間だったのです。
お互いの家族も公認の「ただの幼馴染」という関係から、恋人同士としての距離感を手探りで縮めていく2人。元恋人の影や職場での人間関係、将来への不安といった現実的な壁にぶつかりながらも、聖の揺るぎない小依への献身と愛情が、小依の警戒心を少しずつ溶かしていきます。
迎えた最終巻(第9巻)では、2人が互いにとってかけがえのない人生のパートナーであることを改めて確信。聖からの誠実なプロポーズを経て、2人は祝福に包まれながら結婚式を挙げ、名実ともに夫婦となる結末を迎えます。番外編では、新婚生活の甘い日常やその後の温かな家族像も描かれ、長年見守ってきた読者が涙する完璧なグランドフィナーレとなりました。