信州大学教育学部附属松本中学校の偏差値は、長野県内の中学受験市場において最難関レベルの50台後半から60前後に位置する。だが、数値だけで推し量れないのがこの学校の奥深さだ。定員に対する倍率は例年1.5倍から2倍近くまで跳ね上がり、狭き門となっている。
倍率が高止まりする背景には、地元公立校とは一線を画す教育環境がある。単に高校受験の合格実績を競うのではなく、国立大学法人信州大学の附属校として高度な学習機会が担保されている点が、多くの保護者を引き寄せる。模試データだけでは測れない志願者の熱量が、この数字の裏に隠されている。