カンボジア王宮で入場拒否?服装規定・見どころと2026年最新情報

カンボジア王宮で入場拒否?服装規定・見どころと2026年最新情報

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高い城壁に囲まれた敷地内に足を踏み入れると、手入れの行き届いたトロピカルガーデンと、天に向かって鋭く伸びる尖塔群が出迎えてくれます。プノンペン王宮の観光で絶対に外せないハイライトが、壮麗な建築美を誇る2大エリアです。

まず圧倒されるのが、王宮の中心に位置する「即位殿(Preah Thineang Dheva Vinnichay)」です。1919年に再建されたこの建物は、歴代国王の戴冠式や信任状捧呈式などの重要儀式が執り行われる最高峰の舞台。中央部には高さ59メートルの尖塔がそびえ、その頂には四方を睥睨するブラフマー神の顔が刻まれています。外観の細やかな金装飾はもちろん、天井に描かれたインドの叙事詩『ラーマーヤナ』のクメール版『リアムケー』の壮大な壁画は見応え抜群です。

即位殿の南側に隣接するのが、通称「シルバーパゴダ(銀塔 / Wat Preah Keo Morakot)」と呼ばれる王室専用の寺院です。一見すると優美な木造仏堂ですが、一歩足を踏み入れると足元一面に5,000枚以上の純銀製タイルが敷き詰められており、その贅を尽くした造りに息を呑みます(床の多くは保護用カーペットで覆われていますが、一部で眩い銀の輝きを確認できます)。

堂内の中央に鎮座するのは、ヒスイや高品質クリスタルで作られたとされる神秘的な「エメラルド仏」。さらにその手前には、9,584個ものダイヤモンドが散りばめられた重さ約90キログラムの等身大「純金製立像仏」が安置されています。カンボジアの工芸技術の粋と王室の深い信仰心が結実した空間は、写真撮影ができないからこそ、その目にしっかりと焼き付けたい至高の光景です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。