先発投手と同じくらいファンの注目を集めるのが、試合当日のスタメン発表だ。阪神タイガースのスタメンは試合開始の約1時間前に公式発表されるケースが多く、各スポーツ紙のデジタル版やSNS公式アカウントが速報を出すため、「スタメン速報」というワードはX(旧Twitter)でトレンド入りすることもある。
報道各社の取材データによると、打順変更の主な要因は以下の3点に集約される。①相手先発投手の利き腕に対応した「対戦成績ベースの組み替え」、②当日の選手の体調・練習状況を踏まえた「コンディション起用」、③接戦続きを受けた「攻撃面の活性化」を狙ったクリーンナップの組み替えだ。特に岡田彰布体制(あるいはその後継体制)下では「データより直感」と言われてきた起用論に変化が見え始めており、フロントとの情報共有に基づくデータドリブンな打順設計が浸透しつつあると複数の関係者が証言している。
また、甲子園球場での試合か、ビジターゲームかによっても打順構成に微妙な差が生じる。甲子園の広い外野フィールドを活かした「足を使った機動力野球」と、ビジターの狭い球場での「長打依存型打線」では、スタメン選考の基準そのものが変わってくる。この点は、ファンが「なぜこの選手が外れているのか?」と疑問を持った際の重要な判断軸となる。
---