日本国内で流通する食品の日付表示には、食品表示法に基づく賞味期限ルールが厳格に適用されています。海外の多くの国(欧米など)では「日・月・年(DD/MM/YYYY)」や「月・日・年(MM/DD/YYYY)」という表記順が一般的ですが、日本の基本配列は一貫して「年・月・日(YYYY/MM/DD)」の降順です。
パッケージに印字される日付パターンは、主に以下の3種類に大別されます。
- 西暦4桁表記:「2026.08.15」「2026/08/15」「2026年08月15日」など。最も誤認が少なく分かりやすい標準形式。
- 西暦下2桁表記:「26.08.15」「260815」など。上2桁が省略されるため、日・月・年の配列と混同しやすいが、先頭の「26」が西暦2026年を表す。
- 和暦表記:「令和8年8月15日」「R08.08.15」「R8.8.15」など。公的機関の配給品や一部の地域密着型メーカーで現在も採用される形式。
ここで重要なのが、和暦と西暦の賞味期限表記比較におけるリテラシーです。令和(Reiwa)の頭文字「R」を用いた表記(例:R08)を見た際、外国人観光客や若年層が「ロット番号」や「月日」と誤読するケースが消費者相談窓口でも報告されています。「R」に続く数字は年を指している点に注意が必要です。
また、かつて主流だった製造年月日との違い詳細まとめとして知っておくべきは、1995年の食品衛生法改正およびJAS法改正により、原則として「製造年月日」の表示義務が廃止され、「賞味期限」または「消費期限」のいずれかを表示するルールへ一本化された歴史的経緯です。現在印字されている日付は、基本的に「いつ作ったか」ではなく「いつまで品質が保たれるか」を示しています。