ドラマ『嫌われる勇気』学会抗議の真相と酷評の理由|原作との違いを検証

ドラマ『嫌われる勇気』学会抗議の真相と酷評の理由|原作との違いを検証

今注目を集めている ドラマ『嫌われる勇気』学会抗議の真相と酷評の理由|原作との違いを検証について、詳しいまとめをご紹介しています。

物語のクライマックスとなる第9話から最終回(第10話)にかけては、それまでの1話完結形式から一転、主人公・庵堂蘭子の知られざる過去と、大文字教授を取り巻く大きな謎に焦点が当てられます。

かつて蘭子は18年前に起きた凄惨な誘拐事件の被害者であり、その事件こそが彼女の人格形成に深く関わっていました。一般的な心理学(フロイト的な原因論)であれば「幼少期の誘拐トラウマが原因で、他人と距離を置く冷徹な性格になった」と解釈されるところです。しかし、アドラー心理学の根幹は「過去のトラウマによる支配を否定し、人間は自らの目的に沿って生き方を選択している」とする「目的論」です。

最終回では、相棒の青山が何者かに拉致・監禁されるという危機が発生。蘭子は自らの過去の事件と対峙しながら、犯人が仕掛けた巧妙な心理的罠を突き崩していきます。真相の鍵を握っていたのは、かつて蘭子の事件を担当し、彼女にアドラーの教えを授けた大文字教授の存在でした。

蘭子は「過去に何があったか」に縛られるのではなく、「今ここで自分が何を成すべきか」という自己決定に従って青山を救出。事件解決後、青山は蘭子への反発を乗り越え、彼女の生き方から「自立する勇気」を学び取ります。ラストシーンでは、2人が再び新たな事件現場へと向かう姿が描かれ、バディとしての真の信頼関係の芽生えを示唆して幕を閉じました。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。