京都御苑の見どころとして外せないのが、市内でも屈指の美しさを誇る豊かな植物群です。約100種・1,000本もの桜が植えられており、春の訪れとともに順次見頃を迎えます。
京都の桜前線の先駆けとなるのが、苑内北西部に位置する近衛邸跡の糸桜(枝垂れ桜)です。例年3月中旬から下旬にかけて咲き始め、薄紅色の花が水面に枝を垂らす姿は圧巻の一言。開花状況は天候に左右されるものの、ソメイヨシノよりも一足早く満開を迎えるため、早春の京都旅における名所として高い人気を誇ります。出水小川周辺の里桜などを含めると、4月中旬過ぎまで長期間にわたって花見を堪能できます。
また、秋の装いも見逃せません。紅葉のおすすめ時期は11月中旬から12月上旬にかけて。苑内各所にある大イチョウの黄金色の絨毯や、凝華洞跡・御所東側のモミジが鮮やかに色づき、広大な敷地ならではのゆったりとした鑑賞空間が広がります。