Q1:睡眠時は一晩中ずっと右側臥位で寝続けた方が良いのでしょうか?
A1:いいえ、同じ向きで固定して寝続けることは推奨されません。健常な人であれば一晩に20〜30回程度の自然な寝返りを打つことで、血流の滞りを防ぎ筋肉の疲労を回復させています。長時間の同一体位保持は褥瘡や関節痛の原因となるため、睡眠導入時に右側臥位を活用しつつ、自然な寝返りが妨げられない寝具環境を整えることが基本です。
Q2:食後すぐに右側臥位で横になっても逆流性食道炎になりませんか?
A2:胃幽門部への排出は促されますが、完全に上半身が水平な状態で横になると、胃酸が食道へ逆流するリスクは残ります。食後に消化を助けたい場合は、完全に平らな状態にするのではなく、ベッドの背上げ機能やクッションを使って上半身を15〜30度程度起こした右側臥位(ファーラー位との組み合わせ)をとるのが最も安全で効果的です。
Q3:自宅で右側臥位の姿勢を安定させるには、どのようなクッションを選べばよいですか?
A3:市販の柔らかすぎる羽毛枕などでは体が沈み込み、角度が崩れやすくなります。適度な硬度を持った高密度ウレタン製の三角形ポジショニングピローが最適です。背中を面で支えるクッションと、両膝の間に挟んで骨盤のねじれを防ぐ抱き枕タイプのクッションを併用することで、無理のない安定した姿勢保持が可能になります。