現地に降り立ってまず目を奪われるのが、広大に広がるすり鉢状の緑地と調和するようにデザインされたスタイリッシュな複合空間「芝庭」です。かつて老朽化が課題となっていた公園北東側のエリアが、民間活力の導入によって最先端のライフスタイルパークへと刷新されました。
「芝庭」の核となるのは、開放感あふれるウッドデッキと全面ガラス張りの建築群です。ここには、連日長蛇の列を作る人気ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと千葉公園」をはじめ、地元食材を取り入れたヘルシーダイナー、フィットネスコミュニティ拠点などが集結しています。従来の公園売店のような画一的な設備ではなく、都心の最新商業施設にも引けを取らない上質な空間設計が施されている点が、感度の高い来園者を惹きつける最大の要因です。
千葉市公園緑地課が掲げた「日常の中に溶け込むサードプレイス」というコンセプトは見事に結実し、平日でもPCを開いてリモートワークに励むワーカーや、芝生でピクニックを楽しむ子連れグループの姿が絶えません。朝の散歩からランチ、夕暮れ時のカフェタイムまで、滞在型空間としての価値が確立されたことで、千葉公園駅の乗降客数はリニューアル前と比較して大幅な伸びを記録しています。