大和川は奈良県の大和高原に端を発し、奈良盆地を巡って大阪府の大阪湾へと注ぎ込む。複数の自治体をまたぐ大河川だからこそ、流域全体を一元管理するスマート防災の取り組みが欠かせない。この広域監視を裏で支えているのが、AI画像解析やエッジコンピューティングを手掛ける日本の防災インフラ産業だ。
濁流の流速解析や浮遊物の自動検知、堤防の変状を瞬時に割り出すアルゴリズムが現場カメラに組み込まれ始めている。異常を検知した瞬間に管理画面へアラートを飛ばす自動化技術は、監視員の負担を減らし、見落としを限りなくゼロに近づける。