近年、炭鉱メモリアル森林公園は「ただ古い遺構を見る場所」から、アートや文化的な観光体験の舞台へと進化を遂げています。特に注目を集めているのが、炭鉱遺産と現代カルチャーを融合させた取り組みです。
過去には、空知(そらち)地方の産業遺産を巡るイベントの一環として立坑櫓の特別ライトアップが実施され、夜の漆黒の森に浮かび上がる赤い巨塔の幻想的な美しさが大きな話題を呼びました。また、美唄市内にある彫刻家・安田侃氏の作品を展示する「アルテピアッツァ美唄」などと組み合わせた「北海道炭鉱遺構ツアー」の立ち寄り地としても高い人気を集めています。
遺構の周囲には遊歩道が整備されており、巻揚機室の巨大な開口部から空を見上げたり、立坑櫓の精緻なトラス構造を真下から見上げたりと、ダイナミックなアングルでの写真撮影が楽しめます。人工物と自然の再生が交差する独特のロケーションは、訪れる人々に強い印象を残しています。