ユネスコの代名詞とも言えるのが、1972年に採択されたユネスコ世界遺産条約に基づく遺産の登録・保護活動です。人類共通のかけがえのない財産を保護・保全する枠組みとして広く認知されていますが、実際のユネスコ活動内容は極めて広範囲に及びます。
主な柱は次の5つの領域です。
1つ目は「教育支援」。基礎教育の無償化推進や女子教育の機会均等、AI時代に対応したデジタルリテラシー教育の指針作りを進めています。
2つ目は「自然科学」。国際水文学計画(IHP)や海洋データ共有など、地球規模の環境問題に対する科学的アプローチを提供します。
3つ目は「社会・人文科学」。バイオエシックス(生命倫理)やAI倫理に関する国際規範の策定をリードしています。
4つ目は「文化」。有形・無形の遺産保護に加え、紛争時の文化財略奪防止や文化多様性の保護に努めます。
5つ目は「コミュニケーションと情報」。ジャーナリストの安全確保や表現の自由の擁護、デジタルアーカイブの構築を推進しています。