夜が深まるにつれ、都市部の人気店舗には世界中からの旅行者が吸い寄せられるように集まってくる。言葉が通じなくても関係ない。鉄板の上で鮮やかにピック(千枚通し)が舞い、丸い生地がクルクルと回転していく様は、言葉を超えたエンターテインメントとして外国人観光客を魅了してやまない。
「自国では見たこともないユニークな調理法だし、何より出来立ての熱さを口に放り込む体験が刺激的だ」と、東京・六本木のスタンドで舌鼓を打っていたフランス人旅行者は笑顔で語る。SNSでの拡散と口コミアプリの進化が、ローカルなB級グルメを世界共通の「夜のエンタメフード」へと押し上げたのだ。