Q1:「水非常」とは具体的にどのような意味ですか?
A1:炭鉱用語で、坑道内への異常な出水・海水流入や浸水事故など、生命に関わる重大な緊急事態を指します。長生炭鉱では1942年2月3日の海底崩落による破局的な水没事故を指して使われています。
Q2:海上の排気筒「ピーヤ」は現在でも見ることができますか?
A2:はい、山口県宇部市の床波海岸沖合約500メートルの海上に、現在も2本のコンクリート製ピーヤが残されています。長生炭鉱の悲劇を象徴する遺構として、多くの人々が追悼に訪れています。
Q3:なぜ国ではなく市民団体が潜水調査を行っているのですか?
A3:日本政府が「炭鉱事故は民間企業の問題であり、海没坑道からの遺骨収集は困難」として公的な調査を行わない方針を取り続けてきたためです。これに対し、市民団体「刻む会」がクラウドファンディングで資金を集め、民間主導で坑口発掘と潜水調査を実施しています。
Q4:犠牲者の遺骨が見つかった場合、どのように返還される予定ですか?
A4:韓国の遺族会と連携してDNA鑑定を実施し、身元の特定が進められる計画です。身元が判明した遺骨は遺族の元へ返還され、引き取り手のない遺骨についても適切な追悼施設への安置が検討されています。