連載初期から読者の間で囁かれていた「人気キャラは救済されるのではないか」「死んだキャラが蘇る裏ルールがあるのでは」という噂は、作品の徹底した描写によって完全に否定されています。
釈迦が奇跡的に生存できた理由は、彼が自らの意思で「人類側」としてエントリーし、神の理を超越した「一蓮托生(蓮華の神器)」によって零福の魂と共鳴した点にあります。波旬という異質の存在を断ち切り、奇跡的に魂の完全消滅を免れた稀有なケースであり、設定のブレによる生存ではありません。
そして、大きな注目を集めた第10回戦「沖田総司 vs スサノオノミコト」の決着要因は、両者が歩んできた「剣の道」の執念の差にありました。神でありながら人間が編み出した剣術に心奪われ、天界最強の剣士となったスサノオノミコト。対する沖田総司は、病によって全力を出し切れずに世を去った幕末の天才剣士です。
スサノオの見切りの極致「天羽々斬(あめのはばきり)」に対し、沖田は自身の肉体が崩壊するリスクを孕んだ「鬼速」の心臓駆動を極限まで解放。自らの命を燃やし尽くす狂気とも言える踏み込みが、神の神域の太刀筋を一瞬だけ上回ったことが勝敗を分けた決定打となりました。