Q1:片手だけで「ありがとう」を表現しても相手に通じますか?
A1:十分に伝わります。傘を差している時や荷物を持っている時、あるいは作業中の咄嗟のやり取りでは、ろう者同士でも片手で手刀を上げる略式表現が日常的に使われています。ただし、ビジネスや改まった席では、敬意を示すために両手で行うのがマナーとして推奨されます。
Q2:手話検定(全国手話検定・手話技能検定)では敬語表現をどう採点されますか?
A2:手話検定の5級・4級などの基本会話試験において、「ありがとうございます」は最頻出単語です。採点基準では、手の動き(手刀の位置と引き上げ)の正確さに加え、適切な口形(「ありがとうございます」と口を動かしているか)と会釈、相手と視線を合わせているかが厳しくチェックされます。
Q3:相手から「ありがとう」と手話で言われたら、どう返せばよいですか?
A3:胸の前で片手または両手を軽く2回ほど左右に振る「どういたしまして(気にしないで・いいえ)」の動作を返します。この際、手を振るだけでなく「笑顔で首を横に小さく振る」動作を合わせると、より自然でこなれた返答になります。