環境省の指定資料によると、伊勢志摩国立公園は三重県の中央東部に位置し、伊勢市・鳥羽市・志摩市・南伊勢町にまたがる総面積約55,544ヘクタールを誇ります。日本の他の山岳国立公園と決定的に異なるのは、指定区域内の土地所有率において国有地が極めて少なく、約96%以上が私有地および地域住民の生活圏という点です。
この地理的特徴こそが、独自の「伊勢志摩国立公園 特徴と魅力」を生み出しました。手つかずの自然を厳格に保護するだけでなく、古代から続く神宮の信仰林、真珠養殖を育む穏やかな内湾、そして数千年の歴史を誇る海女漁の暮らしそのものが国立公園の景観美を形成しています。
旅の全体像を把握する上で欠かせない「伊勢志摩国立公園 エリアマップ」は、大きく4つのゾーンに分類されます。
- 伊勢エリア:2000年以上の歴史を紡ぐ伊勢神宮(内宮・外宮)と五十鈴川、朝熊山を中心とする神聖な森林景観ゾーン。
- 鳥羽エリア:世界初の真珠養殖成功地であり、飼育種類数日本一を誇る鳥羽水族館や答志島・菅島など離島の港町情景が広がるゾーン。
- 志摩エリア:英虞湾・的矢湾の複雑なリアス海岸、横山展望台、リゾートホテルが点在する公園中枢ゾーン。
- 南伊勢エリア:雄大なリアス海岸の断崖絶壁と静寂な漁村風景が残り、手つかずの自然体験を満喫できる穴場ゾーン。