アジア圏を超え、北米や欧州のストリーミングランキングの上位に名を連ねる光景は、今や日常の一部となった。過去のJ-POPが辿った海外進出のパターンとは明らかに一線を画している。大掛かりなプロモーション施策や現地メディアへの露出を排し、純粋な音の質感とビジュアル表現だけで世界中のリスナーを直撃したのだ。
国境や言語の壁を軽々と飛び越えた背景には、アルゴリズムの波に乗る巧みさだけではない、圧倒的な表現の強度がある。ロンドンやニューヨークのクラブシーンでも彼女のトラックがヘビーローテーションされており、現地のDJたちは「これまで聴いたことのない音の密度」と絶賛を惜しまない。