二人の結婚は、双方に子どもがいるステップファミリーとしてのスタートだった。堀ちえみの5人の子どもと、尼子氏の2人の子ども。合計7人という大所帯を束ねることは、並大抵の覚悟で務まるものではない。血縁関係の異なる子どもたちが一つ屋根の下で暮らす中で、彼らが貫いたのは「無理に理想の父親・母親を演じない」という自然体のルールだった。
尼子氏は子どもたち一人ひとりの個性と距離感を尊重し、過度な干渉を避けつつも、重要な局面では責任を持って相談に乗る姿勢を崩さなかった。病気の際にも、子どもたちが一致団結して母親を支える温かな体制が整っていたのは、彼が時間をかけて築き上げた信頼関係の賜物だ。現在、子どもたちの多くは立派に独立を果たし、それぞれの道を歩んでいるが、節目ごとに集う家族の絆はかつてないほど強固なものとなっている。