天満の夜を語る上で、名物の天満市場周辺、通称「裏天満」を避けて通ることはできない。天井一面に多種多様な提灯が吊り下げられた通称・提灯通りは、日が落ちると妖艶な光を放ち、訪れる人々を迷宮へと引きずり込む。
このエリアの醍醐味は、なんと言ってもハシゴ酒の文化だ。一軒の店に長居するのではなく、名物の串カツやどて焼きをアテにハイボールを2〜3杯あおり、即座に次の店へと移動する。店主も客もそれを心得ており、退店時の「おおきに、次も楽しんでな!」という威勢の良い声が、街全体をポジティブな熱量で満たしている。