TBSテレビが誇る国民的時代劇『水戸黄門』において、彼が演じた「柘榴の飛猿」役はあまりにも有名だ。屋根から屋根へと軽やかに飛び移り、悪漢を力強くねじ伏せるアクションは、スタントなしの圧倒的な運動能力があってこそ実現した。時代劇という伝統的な世界に、これほどまでの野性的なフィジカルを持ち込んだ俳優は他にはいない。
サンミュージックプロダクションに所属し、歌手としてデビューした当初からその体格の良さは際立っていたが、役に命を吹き込む過程で彼の肉体はさらに研ぎ澄まされていった。衣装の上からでもハッキリと分かる分厚い胸板と締まったウエストラインは、当時の時代劇ファンに強烈なインパクトを与えたのだ。