芸能活動を行う当事者や志望者が直面する現実的な問題が、履歴書の職業欄の書き方です。オーディション応募用紙、アルバイトの面接、あるいは税務署への確定申告書や銀行の口座開設書類において、どの呼称を用いるべきか迷うケースは少なくありません。
実務上の結論を言えば、公的書類・商業書類を問わず「俳優」と記載するのが唯一の正解です。履歴書の本人希望記入欄や職歴欄に「男優」と書くことは、前述した連想リスクや業界規範の観点から推奨されません。
税務申告における業種名としても「俳優」または「芸能実演家」と記載するのが通例です。声優活動がメインであれば「声優」、舞台を中心に活動している場合でも包括的に「俳優」と書くことで、公的な手続きにおいて最もスムーズに職業実態が認知されます。