彼の身体能力と長身が音楽以外のフィールドで強烈なインパクトを残した代表例が、TBSテレビ制作の伝説的ホームドラマ『寺内貫太郎一家』だ。劇中で繰り広げられた小林亜星との激しい殴り合いの乱闘シーンは、昭和のテレビ史に刻まれる名場面となった。
狭い茶の間という空間設定の中で、181cmの若き秀樹が巨体の父親役と激突するシーンは、逃げ場のない生々しい迫力に満ちていた。乱闘の拍子に骨折するほど全身全霊で挑んだスタジオの空気感。そこには、長い手足を折りたたむようにして感情を爆発させる、規格外の肉体を持った青年のリアルな躍動が刻み込まれていた。