車内販売の終了に際し、SNS等で最も惜しまれたのが、スジャータめいらくグループが手掛ける「スーパープレミアムアイスクリーム」、通称シンカンセンスゴイカタイアイスの存在でした。乳脂肪分が高く、空気含有量が極限まで抑えられているため、スプーンが刺さらないほどの硬さを誇るこの名物アイスは、現在どのような手段で手に入るのでしょうか。
結論から申し上げますと、あのアイスは消滅したわけではなく、購入ルートが「車内の座席」から「駅ホームや周辺施設」へと移行しました。現在確立されているシンカンセンスゴイカタイアイス購入方法は主に3つあります。
- 東海道・山陽新幹線の主要駅ホーム自販機:JR各社はワゴン廃止の代替策として、ホーム上へのアイスクリーム専用冷凍自動販売機(タッチパネル式)の配備を推進しました。新幹線ホームアイス自動販売機設置駅は、東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅といった主要停車駅の上り・下りホームの各所に広がっています。乗車直前にSuicaやICOCAなどの交通系ICカードで購入し、車内に持ち込むスタイルが定着しています。
- 東海道新幹線「のぞみ・ひかり」グリーン車内での注文:グリーン車利用客限定となりますが、座席のモバイルオーダーを通じて車内から注文可能です。パーサーが席まで届けてくれるため、以前と変わらない「車内での購入体験」を味わえます。
- JR東日本の駅コンビニ「NewDays」や通信販売:東京駅をはじめとするNewDaysの一部店舗、リニア・鉄道館などの関連施設、さらにはJR東海やJR東日本の公式オンラインストアでも購入が可能です。
ホームの自販機で購入した場合、乗車して席に着き、発車から15分ほど経過したタイミングでちょうど食べごろの硬さに到達します。かつてワゴンを呼び止めて購入していた情緒は、自分の手でホームから連れていくという新しい旅の作法へとアップデートされています。