子どもに分数の割り算を教える際、「理屈はいいからとにかく逆数にして掛けて」とだけ伝えてしまうと、算数嫌いを招く原因になりかねません。納得感を高めるためのアプローチとして、身近な具体物を使ったイメージ付けが力を発揮します。
例えば、「2枚のピザを、1人あたり2分の1(半分)枚ずつ配ると何人に配れるか?」という問いかけをしてみます。
・式:2 ÷ 2分の1 = 4(人)
子ども自身に「ピザ2枚を半分に切ったら全部で何ピースになる?」と考えさせると、「4ピースになるから4人分だ」と直感的に答えが出ます。ここで「割っているのに答えが元の数(2)より増えた」という体験をさせることが重要です。
「割り算=数が減る」という思い込みを外し、「1未満の分数で割ると、細かく分けることになるから数は増える」という感覚が腑に落ちると、分数の割り算に対する苦手意識は大幅に軽減されます。