佐賀の海鮮グルメに関して、ネット上で散見される誤解や見落とされがちな盲点をプロの視点から整理します。
最も多い誤解が、「海鮮丼を食べるなら呼子や唐津まで行かなければ本物に出会えない」という思い込みです。佐賀県内の流通網は非常に高度化しており、唐津港や呼子港で朝揚がった魚介は、1時間足らずで佐賀市内の市場や飲食店へと直送されます。移動時間を節約しつつリーズナブルに楽しむなら、佐賀市内の市場直営店は極めて賢い選択肢となります。
また、有明海と玄界灘の魚介の特徴を取り違えているケースも少なくありません。玄界灘がタイ、ブリ、ヒラマサ、イカといった「引き締まった身と脂」を楽しむ魚場であるのに対し、有明海は干潟のミネラルを豊富に吸った「濃厚な貝類、エビ、竹崎カニ」が真骨頂です。どちらの海の恵みを味わいたいかによって、目的地を明確に分けることが失敗しない秘訣です。