実家が金持ちと噂される最大の震源地となっているのが、「坂本勇人の父親の職業」をめぐる憶測です。ネット上では「父親は大手建設会社の社長」「貿易関係の会社経営者」「精肉・牧場ビジネスで財を成した資産家」といった多種多様な説が飛び交っています。
取材によって判明している客観的事実として、父親の喜代三さんはかつてアメリカで牧場や畜産・精肉流通に関連する業務に携わっていた経歴があります。海外と関わる仕事や、独立して事業を手がけていた時期があったことから、情報が伝言ゲームのように広がる過程で「父親は海外を手広く股にかける会社経営者=実家は大金持ち」という巨大な誇張へと変化していったと考えられます。
また、坂本がプロ入り後に父親へ高級車をプレゼントしたり、手厚い親孝行を行っている様子がメディアで報じられたことも、「父親が実業家でセレブ」というイメージを補強するバイアスとなりました。しかし、実際には海外勤務や自営業ならではの波もあり、家庭の経済基盤が常に盤石であったわけではありません。家庭内では両親の離別もあり、父親が巨万の富を築いて実家に潤沢な資金を注ぎ込んでいたという構図は、完全に事実と乖離した都市伝説です。