品薄が長期化する影で、見過ごせないトラブルも急増しています。編集部の調査では、フリマアプリ(メルカリ、Yahoo!フリマ等)において、定価の2.5倍から4倍以上のプレミア価格で取引される事例が後を絶ちません。しかし、ここには大きな盲点が存在します。
「今買わないともう手に入らない」という心理的トラップ
ネット上では「絶版」「日本未発売・二度と手に入らない」といった煽り文句が散見されますが、これは明白な誤解です。アードマン・アニメーションズはライセンス管理に極めて厳格であり、需要が供給を大きく上回った製品については、数ヶ月のスパンを置いて計画的な二次受注や再販を順次実施しています。事実、2025年に即完売したマグカップや人気ラバーマスコットの一部は、2026年春夏シーズンに向けて増産ロットが動いています。焦って悪質な出品者から購入することは、転売ヤーの資金源となるだけでなく、極めて不経済な選択です。
非公式なコピー品・海賊版マスコットの横行
さらに深刻なのは、海外製ECモールを経由して国内に流入している非公認のコピー品です。一見すると公式品に見えるぬいぐるみでも、「アードマンの正規ホログラムタグが存在しない」「グルミットの目の位置が不自然に離れている」「マッグロウのゴム手袋の成型バリが粗悪」といった粗悪品が報告されています。公式ライセンスの表記(「© Aardman Animations Ltd」)が台紙や織りネームに正しく印字されているかを確認することが、自己防衛の最低条件です。