「万が一サイズが合わなくても、後から近所のジュエリーショップで直せばいい」と安易に考えているなら、それは危険な誤解です。指輪の素材やデザインによっては、構造上サイズ直しが一切できない製品が数多く存在します。
素材別の加工可否とリスク
- シルバー925 / K18ゴールド / プラチナ:切断して地金を足す・削る加工が可能なため、比較的容易にサイズ直しができる。
- ステンレススチール / タングステン / チタン:極めて硬度が高く融点も高いため、一般的な工房のバーナーでは溶接できない。サイズ直し不可(新品交換対応のみ)となるケースが大多数。
- 全周彫刻・エタニティリング:リングの全周に柄が彫られていたり石が埋め込まれているデザインは、切断すると模様が破綻するためサイズ変更を受け付けない工房が多い。
指輪サイズ直しの費用相場と納期
サイズ直しが可能な素材であっても、相応のコストと時間がかかります。
- 費用相場:サイズを小さくする場合は3,000円〜5,000円前後。大きくする場合は追加する地金代が加算されるため5,000円〜12,000円程度(金の相場高騰に伴い変動)。ブランド純正のカスタマーサービスを利用する場合は20,000円以上かかる場合もある。
- 仕上がり期間:通常期で2週間〜4週間程度。複雑な加工やハイブランドの海外送り対応の場合は2ヶ月以上を要することもある。
購入時のわずかな確認不足が、数千円〜数万円の余計な出費と長い待機時間を招く結果となります。