方言「おっちゃんこ」が指す基本的な意味は、「座る」「お座り」です。主に小さな子どもに対して「座りなさい」「きちんと腰掛けなさい」と促す場面で使われる幼児語(育児語)としての性質を強く持っています。
標準語でいう「おすわり」や「ちょこんと座る」に近い感覚で用いられますが、単に腰を下ろす動作だけでなく、「行儀よくじっとしている」というニュアンスを含んで使われるケースも少なくありません。たとえば、部屋の中を走り回る子どもに「危ないからおっちゃんこしてなさい」と声をかけるようなシチュエーションが代表的です。
また、基本は幼児に向けた言葉であるものの、地域によっては大人同士の気軽な日常会話や、家族間、ペットへのしつけなどでも自然に飛び交うほど、生活空間に深く根付いています。