なぜ犯罪グループや悪質な業者は、わざわざ非通知を使って電話をかけてくるのか。最大の理由は「足格好の隠蔽」と「低コストな反応調査」にある。
番号を表示させて発信した場合、受信者がその番号をネット検索すれば、一発で「悪質な業者」「詐欺の疑い」といった口コミが拡散してしまう。非通知であれば、発信元を検索されるリスクを回避でき、何度も同じターゲットへアプローチすることが可能になる。
また、「在宅時間の確認」にも利用されている。一定の時間帯に非通知でかけ、出たら即切る。これにより、その世帯がいつ在宅しているか、あるいは高齢者が電話に出るかといったデータが蓄積され、後の悪質勧誘や強盗・窃盗の下調べに悪用される事例が警察の捜査で明らかになっている。