モルフの奥深さにハマると避けて通れないのが「遺伝(モルフジェネティクス)」の知識です。コーンスネークの遺伝法則は基本的にメンデルの法則に則っており、仕組みを覚えることで将来のブリーディング計画を立てたり、ショップの販売表記を正確に読み解いたりできるようになります。
■ 劣性遺伝(リセッシブ)
両親の双方から同じ遺伝子を受け継ぎ、ホモ接合体(2本揃った状態)になった時だけ外見(表現型)に現れるタイプです。片親から1本だけ受け継いだ状態は「ヘテロ(het)」と呼ばれ、外見はノーマルに見えますが遺伝子は隠し持っています。
代表例:アメラニスティック、アネリスリスティック、チャコール、キャラメル、パルメットなど大半の基本モルフ。
■ 優性遺伝(ドミナント)& 共優性遺伝(不完全優性)
片親から遺伝子を1本受け継ぐだけで外見に現れるタイプです。特に共優性遺伝では、遺伝子が1本(ヘテロ)の時と、2本揃った(スーパー体)の時で表現の強さが変化します。
代表例:背中のストライプ模様が強く出るテッセラなど。
■ 複合モルフ(コンボ)が成立する原理
例えば大人気の「スノー」は、劣性遺伝であるアメラニスティック(黒抜け)とアネリスリスティック(赤抜け)が同時にホモ結合した個体です。遺伝表記としては「ホモ・アメラニスティック + ホモ・アネリスリスティック」となり、両方の色彩欠乏が組み合わさることであの幻想的な白い姿が誕生します。