タンブル乾燥とは、筒状のドラムを回転(Tumble=転がる、回転する)させながら温風を吹き込み、洗濯物を舞い上げながら水分を蒸発させる乾燥方式のことです。一般的には「タンブラー乾燥」や「回転式乾燥機」とも呼ばれ、家庭用のドラム式洗濯乾燥機をはじめ、コインランドリーの大型乾燥機、独立型の衣類乾燥機などがこれに該当します。
ドラムが回ることで洗濯物が広がり、温風が繊維の隙間まで効率よく行き渡るため、短時間でふんわりと仕上がるのが最大のメリットです。一方で、タンブル乾燥とドラム式乾燥機の違いに疑問を持つ方も多いですが、ドラム式乾燥機で行われている乾燥工程そのものがタンブル乾燥にあたります。これに対して、衣類をハンガーにかけたまま温風を循環させる浴室乾燥機や部屋干しファンはドラム回転を伴わないため、タンブル乾燥には該当しません。
家庭用乾燥機の加熱方式にも注目が必要です。主に使われているのは「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の2種類です。ヒートポンプ乾燥とヒーター乾燥の違いを把握しておくと、衣類へのダメージを最小限に抑えられます。
- ヒートポンプ乾燥:エアコンと同じ原理で空気中の熱を集め、約60℃前後の低温除湿温風で乾かす方式。熱による衣類の縮みや傷みが少なく、省エネ性能に優れる。
- ヒーター乾燥:電熱ヒーターで空気を直接熱し、約80℃前後の高温風で乾かす方式。カラッとスピーディーに乾く反面、繊維が熱ダメージを受けやすく縮みやすい。