このプロジェクトの核となる二人のクリエイターの化学反応も見逃せない。細川雄太が持つ、日本の職人技的なモノづくりへの執念。そこに、カリ・ソーンヒル・デウィットが放つロサンゼルスのアンダーグラウンドカルチャーの匂いが融合する。彼らが描くグラフィックは、キリスト教的なモチーフや、どこか皮肉めいたメッセージが特徴だ。
彼らは単に格好いい服を作ろうとしているのではない。服というキャンバスを使って、現代社会への問いかけを行っている。その姿勢が、ただのトレンド消費に飽きた高感度な若者たちの心に深く突き刺さるのだ。