著作権パブリックドメイン化から2年――変貌する「世界の恋人」の現在地と、ディズニーが放つ“次世代”の逆襲

著作権パブリックドメイン化から2年――変貌する「世界の恋人」の現在地と、ディズニーが放つ“次世代”の逆襲

著作権パブリックドメイン化から2年――変貌する「世界の恋人」の現在地と、ディズニーが放つ“次世代”の逆襲の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ディズニー本社の知財戦略も、単なる「法的差し止め」から「本物認定(オーセンティケーション)」へとシフトしている。同社はブロックチェーン技術を活用したデジタル証明書の発行を開始。公式が提供するデジタルコンテンツやグッズには、すべて改ざん不可能な証明書が付与される仕組みだ。

「どれだけ似たようなキャラクターが巷に溢れようとも、私たちが提供するものだけが本物である」というメッセージを明確に打ち出すことで、コレクターズアイテムとしての価値を担保する。模倣品を力で排除するのではなく、模倣品が溢れることで逆に本物の価値が跳ね上がるような市場構造を、彼らは自ら作り出そうとしているのだ。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。