同店が長年論争の的となってきた最大の要因は、一度足を踏み入れた者を呆然とさせる規格外のサービス内容と、明朗でありながら独特の規約を持つ料金体系にあります。一般的な大衆ピンサロが「短時間での癒やしと美少女キャストによる疑似恋愛」を提供するのに対し、デッドボールの根底にあるのは「徹底したお笑いとアングラ演劇の融合」です。
池袋デッドボールのサービス内容は、正統派の接客を期待する者にとってはまさに洗礼とも言えるカオスに満ちています。在籍するキャストは、いわゆるモデル系や王道の愛嬌を備えた女性とは対極に位置づけられることが多く、奇抜なコスプレ、ハイテンションなマシンガントーク、あるいは意図的な塩対応など、既存の風俗的価値観を真っ向から解体するパフォーマンスを展開します。利用者は「客」として持ち上げられるのではなく、ある種の「共犯者」または「いじられ役」として空間に巻き込まれていきます。
一方で、池袋デッドボールの料金システム自体は極めてシステマチックに設計されています。入店時の基本料金は明示されており、追加料金が発生する項目(指名料、延長料、ドリンク代など)もフロントで厳格に事前告知されます。悪質なぼったくり店のように退店時に法外な額を突きつけられるリスクはありません。ただし、空間のノリに流されてオプションを重ねると、短時間であっても支払総額が跳ね上がる構造になっているため、入店前の予算設定が不可欠です。