数々の大物たちと浮名を流した細木数子氏ですが、彼女自身に出産経験はなく、実子(実の子供)は生涯存在しませんでした。テレビ番組で「先祖供養の大切さ」や「家の存続、墓の継承」を説き続けていた彼女にとって、「自らの家と占術帝国を誰に継がせるか」は晩年における最大の課題でした。
そこで浮上したのが、実妹の長女であり、自身にとっては姪にあたる細木かおり氏との血縁関係です。細木数子氏はかおり氏を幼少期から我が子のように可愛がり、教育環境から私生活に至るまで全面的に支援していました。そして2016年、かおり氏を正式に養子縁組によって「娘」として迎え入れたのです。
この決断は、単なる感情的な愛情にとどまらず、計算され尽くした事業承継戦略でもありました。当時、細木数子氏が保有していた個人資産は、都内の一等地に建つ豪邸や京都の別邸、書籍の印税、占術コンテンツの特許・商標権などを含め、数十億から数百億円規模に上ると推計されていました。
第三者ではなく、血縁関係のある姪を養子に迎えることで、「細木家の血脈維持」「巨額遺産の相続トラブル防止」「六星占術ブランドの純血継承」という3つの重要命題を同時にクリアしたのです。現在、細木かおり氏は2代目の六星占術継承者としてメディアやYouTube等で活動しており、数子氏が築いたビジネス基盤は極めて安定的に引き継がれています。