ドラマの続編が作られるか否かを占う上で、最大の鍵となるのが原作者である池井戸潤氏の執筆動向です。『半沢直樹』や『下町ロケット』の続編ドラマは、いずれも原作小説の続編(『銀翼のイカロス』や『下町ロケット ガウディ計画』など)が存在していたからこそ成立しました。
集英社から刊行された単行本『陸王』は、一冊で物語が美しく完結する構成となっています。池井戸潤氏自身、インタビュー等で本作を「足袋屋の挑戦劇として描き切った」と語っており、現時点で『陸王』の続編小説を執筆・連載している事実はありません。
池井戸作品のドラマ化は原作のプロットを極めて忠実に再現することで高いクオリティを維持してきた経緯があります。原作小説が存在しない状態での「ドラマオリジナルストーリーによるシーズン2制作」はハードルが極めて高く、この点も続編が難航している大きな要因です。