2021年最大のトピックといえば、2006年のニンテンドーDS向け名作『ダイヤモンド・パール』のリメイク作である『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(BDSP)』の登場です。しかし、その発売前後のネットの反応は、期待の大きさゆえに大きく二分される結果となりました。
発表直後に議論を呼んだのが、デフォルメされた二頭身グラフィックの採用です。『ソード・シールド』のようなリアルな頭身を期待していた層からは落胆の声が上がった一方、「原作のドット絵の雰囲気を忠実に再現している」「どこか懐かしくて親しみやすい」と好意的に受け止める層も多く存在しました。
さらに発売直後、SNS上を騒がせたのが進行不能や意図しないマップすり抜けといった初期バグの多発でした。メニュー画面の多重起動バグなどを利用したRTA(タイムアタック)が脚光を浴びるなど、開発クオリティに対する懸念が噴出。これに対し開発陣は迅速なアップデートパッチの配信を重ね、徐々にプレイ環境の安定化を図っていきました。結果として世界累計1500万本近いセールスを記録したものの、原作の思い出が強いオールドファンと新規層の間で評価が分かれた象徴的な一作です。