ハンゾーの真骨頂が描かれたのが、彼が警護を担当していた第12王子モモゼの絞殺事件です。王妃や従事者の無理解によって警護の隙を突かれ、愛らしい幼子であったモモゼを守りきれなかった際、ハンゾーは激しい後悔と怒りを露わにしました。
感情に流されて暴走するのではなく、「犯人を確実に、法の手をすり抜けて処刑する」という冷徹な忍びの思考へ即座にシフトしたハンゾーは、「分身の術」を発動。第5王子チューブパの私設兵でありモモゼを呪殺した実行犯・タフディーの元へ侵入し、窓のない部屋で彼を絞殺して「自殺」に見せかけて完全犯罪を成し遂げました。
この事件を通じて、ハンゾーはクラピカと強固な情報同盟を結びます。クラピカが第14王子ワブルを守るための防衛線を敷く中、ハンゾーは上位王子の動向を探る別働隊として機能し、頭脳明晰なクラピカからも全幅の信頼を置かれる頼もしい戦友としてのポジションを確立しました。