篠原涼子が纏う圧倒的な艶っぽさが決定的な社会現象となった契機として、2022年に配信開始されたNetflixシリーズ『金魚妻』を外すことはできません。黒澤Rによる大ヒットコミックを実写化した本作で、篠原涼子は夫からのモラルハラスメントに苦悩し、禁断の不倫愛へと溺れていく主人公・さくらを熱演しました。作中で繰り広げられた岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)との極限まで削ぎ落とされたリアルな濡れ場シーンは、国内外のランキングで首位を獲得するなど凄まじい反響を巻き起こしました。
当時、民放ゴールデン帯の主演常連であったトップ女優が、なぜここまで過激な濡れ場に挑んだのか。制作発表会見や当時のメディア取材において、篠原涼子は「大人の恋愛や女性が抱える心の葛藤をリアルに描くためには、肌の重なりや息遣いをごまかしてはいけない」という覚悟を明かしています。現場にはインティマシー・コーディネーターが導入され、出演者の尊厳と表現の安全性が厳密に担保されるなかで撮影が敢行されました。単なる扇情的な露出ではなく、傷ついた女性の再生と官能の美学が結実した表現であったからこそ、視聴者の心を揺さぶり、検索エンジンを席巻する結果となったのです。