あくびが出るほど体は疲弊しているのに、横になると急に不安や明日の予定が頭を駆け巡る。これは決してメンタルの弱さではない。自律神経の「ブレーキ」である副交感神経へスムーズにバトンタッチできず、「アクセル」である交感神経が過剰に緊張し続けているために起こる生理現象だ。
特に2026年現在のデジタル環境は、日中に処理すべき情報量が過去数年と比べても跳ね上がっている。脳の「疲労度」は限界に達しているにもかかわらず、高負荷な情報処理の余韻によって神経系だけが過熱状態(ハイパーアラウザル状態)を残したままベッドに入ってしまうことが、この不一致を生む大きな原因となっている。