一方で、カメラが回っていない時の彼は、まるで大きな犬だ。共演者の肩にすっと顎を乗せたり、楽屋で他愛もない話をしつこいくらいに振ってきたりする。人懐っこいというレベルを超えて、時に「距離感がバグっている」と笑われるほどだ。
だが、この無邪気なまでの人たらしぶりが、重苦しい撮影現場の緊張をほぐす特効薬になっているのも事実。「一人が苦手」「賑やかな場所が好き」と本人が公言するように、孤独を嫌うからこそ、周囲とのコミュニケーションを人一倍大切にする。計算ではない天然の愛嬌が、共演者たちの心を解きほぐしていく。