二人が遺した政治手法には、光と影の双方が存在する。「劇場型政治」は国民の政治関心を爆発的に高め、停滞していた構造改革を一気に推し進める推進力となった。しかし同時に、複雑な社会課題を二項対立に単純化し、感情的な世論の流動性に頼るポピュリズムの土壌を整えたという批判も根強い。
2026年の日本が抱える課題――超高齢化社会の社会保障費増大、地政学的リスクの高まり、地方の衰退――はいずれも、ワンフレーズのキャッチコピーだけで解決できるほど単純ではない。世論を動かす演出力と、泥臭い合意形成の政治技術。その均衡をどう取るべきか、現代の指導者たちは小泉・小池時代が残した宿題と向き合い続けている。